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何かとやっかいなUV(ウルトラヴァイオレット)について勉強してみたよ。
UV(紫外線)について勉強してたら、女の子の気にするUVケアは、もはや男もやったほうがいいと本気で思い始めた、最近健康に気を使い始めたけど、ぶっちゃけ今さら遅いてらっちです。
カーラッピングの闇
ども!エムアイティーガレージです。今日は近年、カーラッピングと言うカルチャーがゆっくりとジワジワ浸透しつつあるので、メッリトばかりではなく、デメリットもあることを、ちゃんとご紹介しようと思います。そして、そのデメリットの中でも最たる原因である、紫外線(ウルトラヴァイオレット)について、勉強してみましたので、今後ラッピングを御検討いただく皆さんや、すでに施工をされてる皆さんの共通認識として一緒に学んでいけたらなと思います。
塗料と紫外線。
塗料と言えば自動車のボディー塗料や、住宅の外壁や屋根などいろいろなものが塗料を使っています。その中でも住宅の塗料の場合、紫外線の影響を受けると、含量成分と紫外線が反応して【ラジカル】と言う劣化物質が生まれ、これにより塗膜が破壊されるようです。
次に自動車の塗料の場合、紫外線がまずクリアー層を攻撃し、さらにその下の上塗り層の塗料の分子構造を破壊します。ボンネットやルーフの色飛びの原因のほとんどはコレ。クリアー塗料の性能が良くなっているとはいえ紫外線の破壊力は強いっす!
人体と紫外線。
人体と言えば、紫外線は大敵で日焼けを通り越して、やけどや健康被害が有名です。これも紫外線が皮膚を通過しコラーゲンを変色させたり、目にダメージを受けたり最悪の場合、皮膚がんになるリスクもあります。雲やガラスを透過しアスファルトを照り返すので屋外では100%影響受けないようにするのは無理です。もはや引き籠らないとダメです。
カーラッピングフィルムと紫外線。
カーラッピングフィルムの素材のほとんどがポリ塩化ビニル (PVCポリビニールクロライド)で製造されています。この素材を使った身近なものと言えばクリアファイルや塩ビパイプ、湯船で浮かぶヒヨコのソフビ人形もそうです。
実はこのポリ塩化ビニルは地球上でとても優秀な材料として多く使用されています。その理由が凄くて、ざっと挙げると軽くて固くて酸やアルカリにも強くて腐らず、滑らかで電気を通さなくて安くて燃えにくくて疲労しないという…
『もうこれ最強やん!』と言う物質なんです。
しかし、ひとたび紫外線に晒されると、何という事でしょう…酸化して次第に白ボケしてくるでは無いですか。万能だけど弱点が、必ずある訳です。
もちろんすぐにではありませんが、ジワジワとその影響を受け続けているのは確かなんです。
さて、上の画像のBMWですが、ちょうど2年前にルーフラッピングを施工いたしました。ハイグロスカーボンのエレメント6と言うブランドです。
この艶感は今まで施工してきたグロスカーボンの中でも断トツのクォリティーのフィルムメーカーです。印刷したカーボン柄にクリアーのラミネートを表面に施すというものですね。
人気のマテリアルです。
そして、2年後…
こうなります。
当時の面影はなく、全体的にマットなフィルムと化してます。
良く見るとラミネートのクリアー部分には亀裂が入り、欠損していたり白化していたりと…艶は完全に消えていますよね。
これが紫外線(UV)の破壊力なんです。怖ろしい。
カーラッピングについて知っておいてほしいこと…
つまり、何が言いたいかとゆーと、カラーチェンジは期間限定で楽しむものという事です。恵みの太陽光線から降り注ぐ紫外線は、天津飯の太陽拳よりもそれをいつのまにか習得したクリリンの太陽拳よりも恐ろしく、ラッピングフィルムを少しずつ、そして確実にダメージを与えていっている訳です。加えて汚れや、雨、水道水の有機物などもフィルムの表面に浸食していきます。
このことを一度ご理解いただき、カーラッピングは簡単に元に戻せて、オシャレなカラーに気軽にイメチェン出来るというメリットと、フィルムが草臥(くたび)れてきたら『ゆくゆくはまたカラーチェンジでイメチェンしよう!』と言うぐらいの感覚で、トライして頂けると現場の人間は救われます。
ベロフのフラットワイパーぐらい寄り添います。
今日はこんなお話でした。
追伸①
今回BMWオーナーさまには、このラッピングのデメリットの部分を広く多くの方に知って頂くためにご協力いただきました。本当にありがとうございます。
ちなみにオーナーさまは新たに、カラーチェンジをすることが決まっています。
こんなルーフの状況にも関わらず、ワクワクしながらサンプル帳を眺めて次の色を選別していました。素敵です。抱いて下さい。
休日の山奥からは以上でーす!
でわ!