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2019.07.25 Thu
カーカスタム

もの申す!!86にローウェンリアウィング取付!

FRP製のエアロパーツはデザインさえヒットすれば、メチャクチャ儲かることを知っているてらっちです。

落とし穴…

ども!エムアイティーガレジです。今回ご紹介するのはコチラの86。2カ月前にリアウィング注文と取付のご依頼を受けました。

ROWEN(ローウェン)さんから販売されている86専用のリアウィング。

カーボン製バージョンと1ピースバージョンと3ピースバージョンが存在し今回は

3ピースのFRP製で塗装済み。

仮組しましたが、なかなかの仕上がりでした。ワタクシこの時は、余裕でおわる作業だと思っていたんです。

ですがどうでしょう…翼端板をテンプレートにのせて設置してみるとなぜかビミョーにハの字ぎみ?まあ、気のせい気のせい、指示書に従い固定と…

トランクリッドからはみ出るわけにはいかないので。面もコーナーもトランクピッタリの位置に。正直曲面だらけなのでテンプレートも当てになるかと言うと、これもいろいろ図って決定しないといけません。

で無事装着。フラップはこの蓋付きの中から2点止めで固定するわけです。

で、最後の仕上げ!フラップを着けようとすると…

おや??

おやおや???

全然サイズが合わない…2cmぐらいフラップが長い…まいったなぁ…借り合わせしたときトランク幅からハミ出るなぁとは思っていたのですが、気のせいやと言い聞かせていたけど、やはり大きくハの字をきった部分が完全にフラップ幅よりも詰んでました。これじゃ入らなくて当たり前ですね。こんなところに落とし穴…という事で、経緯をを説明しオーナーさまより加工の許可を頂きました。

ズバッと…

おおよそ2㎝、

こんだけカット。

で、このように固定すると翼端板がこんだけ傾斜してるわけですね。これはナチュラルに固定した角度関係です。お解り頂けるでしょうか。昔こんなデザインのウィングありましたよね~

これで定位置に戻していくわけです。

これにより見事にフラップが収まりました。

で、加工し接着しウレタンを詰めFRPで補強していく訳です。

あとはパテで仕上げて再塗装。

いや~大変だぁ。でも直ったー。

ひとまずオーナーさまにはこの状態で借り納車。少々お待ちを。。。

もの申す…

と衝撃的な作業になりましたが、実はFRP製のエアロパーツってこんなの当たり前で、加工が前提になるんです。経験のない人は、このような案件を聞くと、『100%クレームやんけ!』とメーカーに怒鳴り込むことでしょう。しかし、メーカーも強気で、『え?加工、塗装、取付できますよね?プロの方ですよね?』といった感じのお返事。どんな有名メーカーでもFRP製の製品はフィッティングという作業をメーカーサイドから求められます。幅が合わない・長さが足りない・曲がってるなんか当たり前なんです。おそらくこのスタンスは変わりません。なので、エアロの取付を御検討のお客様には、ABS樹脂製以外の場合は、『そんなもんなんだ』と思ってください。『個体差?』いえいえ、そんなもんなんです。なので現場は大変なんです。『俺のエアロそんなことなかったよ』というそこのあなた!『あなたはついてる!!』という事で、エアロ業界はデザインがサイコ―であればメチャメチャ儲かる理由でした。で、この修正費用の作業代金はオーナーさまに負担がいく訳です。塗装済みだと致命的です。死にます。我々も出来る限りオーナーさまに寄り添いは致しますが。悲劇です。

で何が言いたかったかと言うと…

おい!

メーカーさんよ!

ちょっとは言い方

あるだろーがよー!

あんたらが作るデザインは

ほんとサイコ―だよ!

だがなぁ!

現場の人間がいろいろ苦労した上で

なりたってんだろーがよ!

おっと…

失礼しました。

ついつい熱く

取り乱して

汚い言葉を使ってしましました。

すみません。

と誰かが言ってましたよ~

とは言え

型の製作費や保管やストック品など、そちらの諸事情もいろいろあることでしょうから、キレてしまいましたが、これからもお付き合い宜しくお願い致します。僕は皆さんが好きです。高くしたりしないでね。

(ローウェンさんに切れたんじゃないよ)

そして…

ロアアーム交換中のスペーシアのキャンバーボルト。

先日ベットの打ち合わせに来られてた外向きのハイエースさま

20ヴェルファイア―のFRPパネルが完成。

ハイエースさんのアウターバッフルに収まるグラウンドゼロ。

あとベロフのワイパーね(笑)

でわ!