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オリジナルナイトパッケージ化へ！メルセデスベンツＧ450dをブラックアウトカスタム‼
2025年も、仁淀川からの冷たい風が身に染みる季節。世間はEV化だ何だと騒がしいですが、僕の体温は伊野の冬の朝と同じく氷点下ギリギリ。心も懐も仁淀ブルー並みに冷え切った、高知の絶滅危惧種ことてらっちです。
今回ご紹介するのはメルセデス・ベンツ G450dのご紹介です。 ボディカラーは深みのある渋いグリーン。このままでも十分に素敵な一台ですが、オーナー様のこだわりで「各部のクロームパーツをナイトパッケージ仕様に…」とのご相談をいただきました。ありがとうございます。
使用するのは、絶妙な半艶が美しい3Mサテンブラック。 テカテカしすぎず、マットすぎないこの質感が、Gクラスの風格をさらに引き立てます。
それでは、作業の様子を振り返ってみましょう。
純正のラグジュアリーな佇まい
まずは作業前の状態です。 シルバーの加飾が各所に配置され、これはこれでベンツらしい高級感がありますが、今回はここを「引き算」の美学でブラッシュアップしていきます。
各所にシルバー（メッキ）のパーツがレイアウトされていますが…
よく見るとヘッドライトもライト内のベゼルはメッキ…
前後バンパーにも差し色のベゼルが…
量はそんなに多くは無いですが、アクセントにはなっているようですね。
1. フロントグリル：顔つきに重厚感を
まずは顔の印象を決めるフロントグリルから。 面積の広いメッキ部分をサテンブラックでラッピングしました。グロス（艶あり）ではなくサテンを選ぶことで、グリーンのボディカラーと喧嘩せず、しっとりと馴染む重厚なフロントフェイスに仕上がります。
グリルを取り外して、スリーポインテッドスターを取り除いたすべてをラッピングしていきます。
細かく9点のフィンとオーナメントマウントで構成されていますね。
マウントもしっかり貼っていきます。
作業は非常に地味ですね…(笑)
貼り終えれば組立です。
スリーポイントだげ温存するのはオーナー様のこだわりです！
2. ヘッドライト：スモークPPFで目元を引き締める
ライト類には、ラッピングフィルムではなくスモークタイプのPPF（STEKペイントプロテクションフィルム）を施工。 ほんのりダークトーンに落とし込むことで、サテンブラックのパーツとの親和性が高まります。保護性能も兼ね備えているので、飛び石対策もバッチリです。
目元が暗くなると、悪目立ちするのがボンネットの上のウィンカーランプ
コチラにもPPFのスモークを貼ります。
強面というよりはラグジュアリーな感じですね！
3. サイドステップ：足元の質感を統一
乗り降りの際に必ず目に入るサイドステップ。 ここもシルバーからサテンブラックへ。面積が大きく、かつ乗り降りで視線がいくポイントなので、ここを変えるだけでクルマ全体の重心が低く見え、どっしりとした安定感が生まれます。
ステップはいったん取り外してバラバラにします。
ステンレスの板が数枚と、パイプという構成、面白いですね笑
ここには踏み台なので、ラッピングフィルムはいつしかボロボロになる間違いなし…
なのでマットのプロテクションフィルムを上から貼りラッピングフィルムを保護しています。
これはエムアイティーのこだわりです。
4. サイドモール：細部へのこだわり
ボディのサイドを走るモール部分。 細いパーツですが、ここがブラックアウトされることで、サイドビューに一本筋が通ったような「塊感」が出てきます。オーナー様の「ここも！」というこだわりが光るポイントですね。
透明のシリコン素材のモールが埋め込まれています。
(
フェンダーからリアフェンダーまでピッタリのサイズにカットして貼り付けていきますよー
5. バンパーガーニッシュ（前後）：トータルバランスの完成
フロントバンパーの一部と、リアバンパーのガーニッシュも丁寧にラッピング。 前後のボトムラインをサテンブラックで統一することで、どこから見ても隙のない、洗練されたオフロードスタイルが完成します。
こんな小さな面積も高いパフォーマンを発揮します！
大人の遊び心が詰まったG450d
すべての工程が完了しました。
グリーンのボディにサテンブラックのアクセント。
派手すぎず、かといって地味すぎない。
オーナー様のハイセンスなパートラッピングにより、純正の良さを活かしつつも、一味違う「ナイトパッケージ仕様の大人の一台」へと変貌を遂げました。
細かなパーツの積み重ねが、最終的に大きな印象の違いを生みます。 こうした「自分だけの一台」を作り上げるお手伝いができるのは、職人冥利に尽きますね。
オーナー様、この度は大切な愛車をお任せいただき、ありがとうございました！ この絶妙な質感、ぜひ長く楽しんでいただければ幸いです。
オーナー様
この度はご依頼ありがとうございました。
という事で
山奥からは以上です。
でわ！
追伸
仁淀ブルー↓↓↓
