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2019.01.08 Tue
後付サンルーフ

N-BOXにオーディオ&サンルーフ取付!

中学校の卒業と共に週刊少年ジャンプを卒業したんだけど、27年後にまさか月刊 最強ジャンプに入学し初心を取り戻す事になろうとは思ってもみなかったてらっちです。(瞬間探偵 平目木 駿が好きです。)

まずはオーディオシステムの取付!

ども!エムアイティーガレージです。今回ご紹介するのは、N-BOXです。遠方からお問い合わせいただき打ち合わせの後、サンルーフ&オーデイオシステムのご依頼を承りました!

無限仕様のN-BOX

スピーカーはグラウンドゼロを取り付けます。フロントスピーカーはGZUC650リアスピーカーにはGZIF6501FXと取付します。店頭の試聴機ナンバー11とナンバー2で音をご確認頂けます。

ホンダ特有のドクロバッフル。国産スピーカーならまだしも、海外スピーカーの殆どは取付が不可能です。
なのでインナーバッフルはオリジナルで製作。特殊MDFで対応します。

当店では高気密特殊バッフル(SWMDF)を使用していますのでお客様をお待たせすることなく良質で専用設計のインナーバッフルをご提供致します。いわゆる樹脂を塗って乾燥させてという時間を省くことが出来るわけです。経過とともにおこるバッフルの膨張を防ぐことが出来ます。

しかしながら、見ての通り内径よりも鉄板のほうが余分にはみ出てしまうのでこの状態ではスピーカーは取付できません。
この部分ですね。
もちろんカットです。
アンプからのケーブルもこの時通線しておきます。
スピーカーを固定すればフロントドアはひとまず完成。
リアも同様ドクロ鉄板。
バッフルを介してカット&マウント。リアはコアキシャルタイプを取付。
フロントのツィーターはこの位置に付けたいのですが純正ピラーのちょうどコーナーに取付になるので断念。
ツィーターはフラッシュマウントにしか対応していない為ケースのツバの部分だけを残しアルミのポッドに加工して取付することにします。
厚さ1.5mmまで削ぎます。
そのままじゃケースに収めることはできません。加工が前提になりますがケースを使うことによって自由度はかなり上がり音質に一役買います。
アルミポットをピラーにマウントします。
スイベルタイプのマウントなので狙った角度に調整が可能です。
もちろん加工しないと収まりませんが神クリアランスで取付出来ます。

このアルミのケース通称ツィーターポッドは1ペア15,000円税別で販売しています。良い位置が狙えるんですよねー

わりと近未来チックなビジュアルです。これでツィーター設置は完了。

各スピーカー用のパワーアンプと低域の増強にチューンナップウーファーを導入!スピーカーの性能をフルでコントロールする為とお手軽に重低音をゲットできます。それに伴いエンジンルームから電源ケーブルを行っていきます。パワードウーファー:ロックフォードJPS-100-8¥45,000(税別)4chパワーアンプ:GZIA4115HPX-Ⅱ¥34,000(税別)

A4のコピー用紙サイズのパワードウーファーです。
グラウンドゼロのわりとコンパクトな4chアンプ
黄色いケーブルがパワードウーファー用の電源です。
ヒューズはグラウンドゼロのパワーアンプ用の物で4ゲージのケーブルを通線していきます。
運転席側のインナーフェンダーから純正ケーブルブーツを利用して室内通線を行います。紫色のケーブルがパワーアンプ用の4ゲージコードです。
ちょうど運転席のこのあたりから抜けてきます。
パワードウーファーを運転席シート下、アンプを助手席シート下に設置します。
中継ブロックをコンソールのパネルのモジュールの上に設置します。
ここから8ゲージケーブルに落として分配します。
後のシステムアップなどの電源取り出しが容易に出来ます。
ケーブルの厚みがカーペットがボコボコにならないようにフロア材に溝をきってケーブルを埋め込んでいます。
運転席側シート下の設置床は
フラットではないのでこのようにかなり隙間が出来てしまいます。
なのでこの隙間の部分に
台座を作ります。
こういう感じです。
設置確認後生地を貼っていきます。
黒地の生地です。
フロアーにマジックテープで固定。
本体とシートを固定し配線を仕上げます。
側面にフロントスピーカー用のパッシブネットワークも固定します。
助手席側のシート下パワーアンプもフロアーとの隙間がかなりあります。
なのでパワードウーファーと同じように
スペースを埋めるための台座を製作します。
この後生地をはり配線作業をすませ
助手席シートのクリアランスをチェックし
シートを付けアンプの設置は完成です。

オーディオは以上で完成です。簡単に取付が出来ない箇所がいくつかありましたが難易度はそれほど高いものではありません。グラウンドゼロサウンドの完成です。

サンルーフ取付。

ベバスト社の後付けサンルーフを使って加工取付しますが、サンルーフの輸入元のレアヴァリュージャパンさんに相談したところルーフにビード(ボコボコのプレスライン)がある車両は基本取付不可で保証もないとか…とにかくビードを処理することが課題のようです。

ハイトワゴンのほとんどにビードが4本から5本は前後に走っています。
中間には両側スライドドアのインナーフレームとそれを繋ぐ大きなメンバーも存在します。
ちょうどマップランプのあるフレームとメンバーの間を開口することにします。
後ろのメンバーにかからないように 室内側から位置を決めます。
室内とルーフの位置出しをしてテンプレートを貼ります。
カット以外の部分はラッピングフィルムで養生します。
カットの際に出る切粉の対策を施します。
ニブラでカットしても微調整でどうしても切粉がでてしまいます。
いよいよカット。
こう見るとなかなかの解放感です。
なぜオプションでサンルーフがないんでしょうか。
そして問題のカット断面フロント側。
リア側も同様
ひとまずサンルーフ本体をのせてみる。やはりビードの高さ分15mmほど隙間が出来ます。

板金作業で解決。

フレームがのる部分の鉄板をフラットにします。
スポット溶接で絞っていきます。ここからはなんどもサンルーフを乗せては絞りの繰り返しです。
なだらかな形状に落としていきます。
前後で合計8カ所。最終チェックをしてから塗装に移ります。
ルーフ一面を塗装します。
ここまで来ると山場は超えた感じです。
開口部から20mmの外周がフラットになりました。
自然なスロープ形状にしてます。
フロントは名残のようにビードのもっこりが残る感じです。
設置もぴったりです。
ルーフライナーの形状がとても複雑でトリムシェルの形状では追従できないことが分かったので
この形状を克服するために
新たなトリムシェルカバーを製作することにしました。
室内側もトリムシェルを先に固定しておきます。
トリムシェル側のコピーとルーフライナー側のコピーを一体化しFRPで製作しました。
スエード調の生地で貼りこみます。
ルーフライナーを組み込み内貼りを元に戻して室内は完成。
ルーフもこの通り。
電動開閉のチェックです。
雨漏りチェックもして
ようやく完成!

特殊な車両は簡単に取り付けることは出来ませんが、一度ご相談くださいませ。