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世界トップクラスの防音、防振のメカニズムを学ぶ。
1日平均40万人が利用する東京駅で迷子になったてらっちです。
軍事利用と聞くと…
ども!エムアイティーガレージです。今日は防振と制振の勉強会の模様をお伝え致しす。
場所は東京のど真ん中、東京駅前の会議室。
ここでロシアの軍事産業から端を発し生まれた、制振・防振の世界シェアトップブランドのSTPの講師がレクチャーしてくれました。
これがマジで凄くて、世界中の自動車メーカーとの共同開発をしてたり、その分野の応用は自動車だけには留まらず、潜水艦やヘリコプター、さらにはロシアの大統領専用機…など、そりゃいろいろなメーカーが参入する訳ですね。
ちなみに、この日の前日は世界のトヨタ自動車と打合せしてたとか…
で、『なぜ今防振や制振が注目されるのか?』と言う部分なんですが、実は日本よりも世界ではこの分野、けっこう進んでてハイブリットカーの普及で、エンジンノイズが減ってからと言うもの今まで聞いたことのない新しいノイズが出現し、ストレスを抱えるドライバーが増えたということが、その要因になっているようです。
そして、そのノイズストレスが人体に悪影響を及ぼしているという事が、医学的に証明されたことが後押ししているようです。
長距離ドライブによる【低周波の安定した振動】が、眠気を誘発するという研究結果も出ているぐらいですから…
となると…
音楽を聴くには静かである空間であることに越したことはなく、そこを徹底的に研究し実現したのがこのSTPと言う企業なんです。
理論と科学的裏付け。
今回のセミナーの講師はSTPインターナショナルセールスマネージャーのアントンタタリノフさんとアンドレーザカロフさん。
最後に【フ】がつくのでロシア人ね。
アンドレーはゴリゴリの技術者、話し始めると止まらないタイプで、理論的かつ科学的なデータでねじ伏せてきます。
でも、『あぁ…なるほどなぁ…』と、目からうろこでした。
我々が住むカーオーディオ業界は、音を聴く為の環境整備やフルポテンシャルの解放として、ドアの防振や制振と呼ばれるデッドニングを行う事が定番です。
それは古来より共通の処置として、どこからともなく、そのフワフワしたセオリーが一般常識として備わってきました。
DIYで手軽に作業ができるものや、プロショップで行う様々な独自の施工方法など…
ただ、この効果に対する科学的根拠や理論に関してはかなりグレーで、パフォーマンスは【???】な部分が大半です。
施工後の音はもちろん変わっていますが、出来ればパフォーマンスは最大値まで引き出したいですよね。
STPというメーカーは、そののびしろに関しては徹底的で、流通国の気温に基づいた制振材の成形配合や車両の共振データに対するベストな材料構成など、とことん研究しているのです。
もはやおまじないから治療レベルへ。
いきなりクルマの絵をホワイトボードに絵を書き始めるアントン。
重要なポイントの説明に必要らしいとのこと。
各セミナー会場で描いてるらしいからその描写はどんどん上達しているみたいです。
真剣でしょ。
途中でアンドレも参戦。
でこうなります。
これがすべてです。
今後カーオーディオの枠を飛び越え、車内空間の快適化の要となる技術として重要なオプションになってくることでしょう。
週末24日はアイラブカスタムミーティング。
24日は県外からもドレスアップカーやカスタムカーがかけつけるとのことでしたので、とても楽しみです!当日は寒いと思うので防寒対策はお忘れなく。
詳細→11月24日(日曜日)第8回アイラブカスタムミーティング開催。←クリックしてね!
山奥からは以上です。
でわ!