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リアバンパーをキックするとハッチが開くという便利システムに、絶妙なキックパターンがあることを知り、ひそかに練習しているてらっちです。おかげで成功率は徐々に上がっています。

ども！エムアイティーガレージです。今回ご紹介するのはコチラのシルビア。以前、オーナー様をご紹介致しましたが、『足回りにプラスα便利機能を搭載したい！』と言うご要望を数か月前からご相談頂いておりました。

オーナー様はこんな方←ブログリンク。

取付する商品はハイドロで有名なスキッパーさんの【トリック】。車高調とシリンダーを組み合わせた製品です。この手のシステムは空気バネを利用するエアーシリンダーかエアバックタイプのハイブリッドが主流だったので、油圧シリンダーを既存の車高調にセットして手軽にリフトするという発想にはびっくりです。この機能により約5㎝のリフトが可能になります。なので生足でベタベタにセッティングした状態(いわゆる着地走行）からメンテナンス（ジャッキアップなど）が容易になるという優れものなんですね。イベント搬入時にバンパーを外すなどの作業が必要なくなるわけですね。

流れとしては既存の326パワーの車高調のアッパーサイズやコイルサイズに合わせてシリンダーをワンオフで製作します。この時、車体に構造上30ｍｍ〜40ｍｍの詰め物をするようになるので、装着時車高が上がる訳ですがその分のコイルの長さやショックのストローク量、コイルシートなどの相関関係が重要になってきます。この部分に関してはオーナー様の強いこだわりがあり、すべてご自身にて準備していただきました。

ほんと素晴らしい限りです。

ポンプユニットはこのケースに収められていてフロント制御とリア制御を担っています。とてもコンパクトですね。

ロゴが入ってます。

白いケースがタンクで、約１リッター作動油が入ります。上にのっかているのがポンプで圧力センサーやメカニカルな基盤などが装備されています。

この青いのが外郭ケース。

シリンダーの内部にコイルが収まります。

装着するとこの様になります。シリンダーがとてもデリケートなのでゴミ噛みを起こさないようにサスペンションアーマーというゴムケースで覆います。

トランクに本体を設置してます。ポツンって感じですね。配管はもちろん必要です。

コントローラーはこれ。

操作はとてもシンプルでワンプッシュアップとマニュアルセットがあります。

解りやすくて良いです。

まだまだセッティングが必要だと思いますしオーナー様もどうやらプロジェクトモードになっているようで、今年一年は進化の年と位置付けているようです。楽しみですね。

意気込みが半端無いことにも驚きですが、それよりも打ち合わせで一緒に来れれてたカワイイ彼女が足回りのうんちくを彼と普通に話しているところに、カスタムの未来が明るいことを確信いたしました。

オーナー様ありがとうございました。